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株式投資関連
ソフトバンク日経平均採用決定 2004年9月7日掲載

昨日のBLOGでもチラッと書きましたが、ソフトバンク(9984)が日経平均銘柄に採用されることが決まったようです。

今回採用される銘柄は、ソフトバンク(9984)のほかに、日本ハム<2282>電通<4324>の3銘柄です。

これで明日の寄り付きは大きく上がるでしょうね。

なんで上がるの?って思う人もいるのかな?

日経平均株価っていうのは、日経平均っていう指標があるわけではなくって(いやあるんだけど。)、日経平均に採用されている225銘柄を単純に平均した結果が1万1千何百円っていう計算がされているんです。

なんで、225銘柄かっていうと、当時(数十年前)、東証1部に上場していた会社数が225社だったからという理由らしいです(噂で聞いた)。だから、大昔から上場しているような重厚長大産業は、結構、日経平均に採用されています。

例えば、今回除外された銘柄は、メルシャン<2536>、不二越<6474>、日本車両製造<7102>の3銘柄なんですが、これらの会社は多分大昔(日経平均株価が作られた頃)から日経平均に採用されていたんだと思いますよ。

一応、指数の連続性を保つために、入れ替える会社の株価の差を調整する除数というのがあって、先週末の時点で22.999です。この除数は、会社の入れ替えのほかに分割なんかでも調整されます。

で、なんで日経平均に採用されると株価が上がるか。

日経平均連動の投資信託(ETFもありますね)の買いが期待できるからなんです。
日経平均に連動した投資信託は日経平均の動きにぴったり一致させる(これをトラッキングといいます)ためには、指数入れ替え日の大引けに、除外される銘柄を売って、加えられる銘柄を買うという行動に出ます。具体的には、9月30日の大引けに、メルシャンなど3銘柄の売りとソフトバンクなど3銘柄の買いを入れれば理論上は、ぴったりと指数に連動することになります。

日経平均インデックスファンドなんかは、ぴったり一致するほうが優秀なファンドと言われるので、大半のファンドは、まさにこの行動を取るんです。

で、何がおきるかというと皆が一斉に同時に売りと買いを出すんで、9月30日の大引けにものすごい勢いで株価が動くんですよ。しかも壮絶な株数で。はっきりいって予測不能です。

TOPIXにぴったり連動させているファンドは少ないですが、日経平均にぴったり連動させているファンドはとっても多いので、採用された3銘柄は買い材料というわけです。

あー、ばかばかしいと思うでしょ。
じゃあ逆をやれば儲かるじゃんとも思うでしょう。

で、やっぱり逆を狙っている人(*)もいるんで、ソフトバンクの明日の寄り付きは、大きく上がると思います。で、調子に乗って追っかけると、最終日にこの人たちが絶妙なタイミングで売りを出してきて、売り損なって急落なんてこともあります。
うーん。難しい。

腕に自信がある方はチャレンジしてみてください。
9月30日午後2時半以降の値動きは楽しいですよ。(たぶん)

*昔、2000年ごろに日経平均30銘柄大入れ替えの時は大和証券が逆を狙ってぼろ儲けして業績が5割くらいアップしてました(笑)。

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