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株式投資関連
カカクコム (2371 東証マザーズ)
今日の株価 会社ホームページ
◎何の会社?
インターネット上で各種製品の価格比較するサイト「kakaku.COM」を運営する会社です。価格比較するサイトは他にもいくつかありますがここはぶっちぎりで最大手です。電気製品など沢山のお店の価格情報を集めてきて、すべて一覧で比較できるようになっています。ユーザーはこのサイトを見に行くだけで一番安い価格がどこかひとめでわかるというわけです。とっても便利ですね。

◎なぜ注目しているのか?
他にもネットビジネスの会社は沢山ありますが、この会社のポイントはこのサイトの圧倒的なユーザー数にあります。インターネット上の視聴率調査をする「Alexa.com」で常にベスト50に入っているというユーザー数の多さがポイントです。
インターネットは無限にチャンネルのあるテレビです。いくら良いサービスでもお客が来ないチャンネルがいっぱいあります。ユーザーを多く集めないと成功しないのです。既にユーザーが多いヤフーは、この点でどんな新規サービスを立ち上げても有利なのです。このためネット社会では、勝者が1位に集約されていってしまうのだと思います。
一方、カカクコムは、まだ価格比較中心のサービスだけで、これだけのユーザーを集めているのですから、これからサービスの幅を広げていくことで無限にチャンスがあるのではないかと考えています。

◎株価は?
2005年2月18日現在=805,000円、時価総額371億円
これだけのポテンシャルがある会社でありながらヤフー(4687)と比較して、わずか100分の1の時価総額で、ネット系通販会社のネットプライス(3328)と比較しても約半分の時価総額です。
なぜか相当割安に放置されています。PERは若干高いですが、ネット関連が見直される場面で大きく買われてくると考えています。


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2005年05月17日掲載 恐ろしかった!!
今日は恐ろしかったです。
カカクコムのサイト一時閉鎖で、正直2日間くらいはストップ安を覚悟してました。

しかし、朝方思ったほど下げず、あれあれとリバウンド。
なんだ結構狙っている人は多かったのね。
と、ほっと胸をなでおろしました。

しかし、後場にはカカクコム以外の新興市場の銘柄がいっせいに下げたようですね。
カカクコムショックでしょうか。
よく考えたら、ドットコム(ネット)系銘柄には共通してあるリスクです。
さらに言えば、BTOCのビジネスをやるすべての会社に共通のリスクがあるかもしれません。
これに投資家が、気がついたという側面も多少はあるかもしれません。

しかし、カカクコムはセキュリティ的には厳しいサイトですよね。
おそらく。
普通のサイト(たとえばヤフーとか)って、入力の大半はヤフー自社だけがやるじゃないですか。
でも、カカクコムだと入力は、価格を掲示している各ショップオーナーがやっている(はず)です。

そんな、ショップオーナーの中にはセキュリティー意識が低くて、例えばパスワードとIDを同じにしている人とかが、いちゃうわけですよ。
で、カカクコム側はセキュリティーをしっかりかけているのに、ショップ側の入力端末をハッキングされて、そっからウイルスを仕掛けられたりすると、いろいろと出来ちゃうと思うんですよね。
この点、厳しいなあと思いました。

今回の原因ははっきりとわかりませんが、僕はこれでカカクコムの価値が下がるとは思いません。
ただし、短期的な業績に悪影響が出るのは間違いないところなので、短期で考えている人は一旦売りの判断も間違いではないと思います。

僕はカカクコムを**株持っているので週末はビビッてました。
僕の買値は70万円台なので、まだ気持ちに余裕はありますが、さすがにこの局面で買い増しする気にはなかなかなれないですね。
今の買値を切ったら買い増しするかな。

あーこわいこわい。
資産を集中投下する投資法は、こういう予期せぬリスクに弱いですね。
僕が本の中で、財務分析に頼り過ぎない方が良いと言っている理由は、財務分析ではこういう予期せぬリスクに対応しきれないからです。

財務分析も重要な手段だと思いますが、財務分析以上に気にすべき事はたくさんあるのです。




2005年6月掲載 株主重視と株主軽視
先週から続々と株主総会招集通知が届き始めています。
これらの議案を見るだけで、株主重視か株主軽視かがよくわかりますね。

株主重視の代表格は、カカクコム(2371)です。

1. 下方修正条項付転換社債型新株予約権付社債の発行に関する制限条項の追加
株主保護の観点から、現行定款に第10条(下方修正条項付転換社債型新株予約権付社債の発行)を新設して、株主総会の決議を得ずに下方修正条項付転換社債型新株予約権付社債を発行しないことを明確にするものです。


そうです。今問題になっているMSCB発行を事実上禁じてしまおうという定款変更です。
最近、新興市場の会社では、MSCBと呼ばれるCBの発行が相次いで問題になっています。
MSCB発行企業はほぼ例外なく株価が大きく下げています。
有名なところではライブドア(4751)です。が、他にもフォーサイド(2330)も発表時は10万円超だった株価が、現在は6万円台まで下落し、株主は相当苦しいことでしょう。


これによって、カカクコムは、事実上MSCBが発行できなくなります。
まあ、通常の増資による新株発行はできるので、気休め程度ではあるんですが、株主から見ると非常にうれしい定款変更であると思います。