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株式投資関連
公募割れの特徴(IPO) 2004年10月12日掲載
イヤー、カネボウ(3102)ってすごい会社ですね。
まさに粉飾決算のデパート。

今日は、こんなニュースが出てました。

「カネボウ(東京都港区)の旧経営陣による乱脈経営問題で、同社のファッション部門が百貨店との架空取引口座を作って商品を納入したように見せかけ、少なくとも10億円を超える虚偽の売り上げを計上していたことが関係者の話で分かった。売り上げの水増しは、厳しいノルマを課された全部門で行われていたとされ、同様の方法を繰り返して巨額の粉飾決算につながった疑いが強まった。
 関係者によると、03年度、ファッション部門から百貨店に商品を納入して売り上げを計上していたのに、口座に代金の入金がないのを同社幹部が気づいた。この幹部が担当部署や相手の百貨店に確認したところ、実際の取引はなく、架空の取引口座だったことが分かった。架空取引は複数回にわたり、売り上げの水増しは10億円を超えていたという。」


次々と粉飾決算が出てくるこの会社ってある意味すごいなーと思っていたら、今週号の日経ビジネスの、「敗軍の将、兵を語る」でカネボウの帆足元社長登場です。

何々。
@あれは、「粉飾」ではなく、「低稼働」だ。
Aこの処理(低稼働)をやったのは、僕ではなく前名誉会長の伊藤さんだ。だから僕は責任がない。「何で僕だけが責められなきゃいけないのか。」
B中島社長(粉飾決算を発表した現在の社長)はバカだ。何で、粉飾決算を発表するんだ。後輩が先輩を刺すなんてありえない。

内容を要約するとこんな感じです。

これ読んでカネボウという会社が、よーくわかりました。
こういう人がトップだから会社がダメになったんです。

@→どういう呼び方をしようと粉飾は粉飾です。
A→前会長が始めた粉飾であっても、あなたが社長の時にも同じ粉飾をしているんだから同罪です。
B→粉飾を発見した時点で、報告するのは社長としての株主に対する義務です。後輩が先輩を刺すとかそういう問題ではありません。

こんなに株主に対する責任を理解していない人が元社長なんですねえ。

でも、会社の上司がこういう人だったら社員は腐るでしょうね。
上司として最悪だと思いませんか?
ましては社長がこんな社長だったらと思うと、、、、・・・。

でも、この記事を読むと典型的なダメ会社の社長って感じがして、大笑いでした。

 Blogランキング! カネボウに勤務してなくて良かった