インタートレード (3747 東証マザーズ) 2004年9月12日掲載 | ||
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インタートレード(3747)という会社が9月16日に東証マザーズに上場しますね。 金融フロントシステム(株式のディーリングシステム)に特化した会社のようで、 2003年9月期の業績は 売上高 1242百万円 経常利益 506百万円 です。 また、公募価格(38万円)から逆算した、時価総額は84億円です。 感触的には、3倍くらいの初値にはなりそうですね。地合がよければ、もっといくかもしれません。 で、このIPOが当たった人ラッキーだと思いますが、当たらなかった人の今後投資対象になるかどうかを考えましょう。 類似会社は、 1.シンプレクス・テクノロジー(4340)=時価総額212億円、経常利益(予想)8.0億円 2.オックス情報システム(2350)=時価総額373億円、経常利益(予想)4.7億円 3.エックスネット(4762)=時価総額166億円、経常利益(予想)9.8億円 あたりでしょうかね。 各社との違いは、どうも得意分野が違うみたいですね。 インタートレードは、株式系に特化していますが、 シンプレクスは債券デリバティブ系、 オックス情報が信用リスク系、 エックスは資産運用系 というすみわけがされているようです。 また、ここ数年の経営戦略的な動きを見ていると、 シンプレクスが商品ラインアップを増やす方向。 オックスは株式運用に走るという不思議な(?)経営戦略。 エックスは現在の事業に注力する方向。 のようです。 こうやって見ると、オックスはちょっと割高感がありますね。エックスとシンプレクスの方が、比較銘柄として近いかも知れません。 現在は、株式系に特化しているために、高い利益率になっていると推測できますが、将来の方向性(現在のシステムに特化するのか、幅を拡大するのか)をどっちにとるかで今後の評価は定まって来るんだと思います。 さすがに次世代への投資を始めたら、この利益率は維持できないでしょうからね。 目論見書を見ると、バックオフィスシステムへの投資を行うと書いてありますので、この成否が会社の先行きを決めると思います。 次の主力商品を育成できるなら、シンプレクス以上の時価総額(200億円程度)は維持できるでしょうし、できないとなるとエックスネット以下の時価総額(100億円程度?)になると思います。 もし、インタートレードの初値が大きく上がった場合、これらの銘柄に見直し買いが入る可能性が高いので、これらの銘柄を買ったほうがパフォーマンスが良いかも知れません。 Blogランキング 他の人の評価も見てみてください。 株式ディーリングシステムはこんな感じでしょうか?↓ |
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