home
前のページに戻る
個別銘柄topへ
Profile
Favorite
株式投資関連
伊藤忠テクノサイエンス (4739 東証1部) 2005年4月13日掲載
今日の株価

CTCが決算修正

今日はいろんな事があった一日でした。
ライブドアの件、カネボウの件と書きたい事は色々あるのですが、今日はCTCの粉飾決算について書きます。

<架空取引>伊藤忠テクノと伊藤忠 5年間の決算を訂正
伊藤忠テクノサイエンス(以下、CTC(4739))と、親会社の伊藤忠商事は13日、IT企業のメディア・リンクスの架空取引事件に絡み、00年3月期から04年3月期までの5年間の決算を訂正した。メディア社が関係した架空取引の可能性があったとして両社は売上高221億円、営業利益12億円を除外した。


また、この事件に絡んでCTCは、元営業部長と元経理部長と2人の逮捕者を出している。


Mリンクス事件、伊藤忠子会社の元財務・経理部長も逮捕
 大阪市のシステム開発会社「メディア・リンクス」の資金横領事件で、大阪地検特捜部は21日、新たに伊藤忠商事子会社、伊藤忠テクノサイエンス(CTC)の元財務・経理部長、田中繁信容疑者(44)ら2人を業務上横領容疑で逮捕。同社の元営業部長、大宮光太郎被告(45)ら2人=同罪で起訴=を同容疑で再逮捕した。4人は容疑を認めているという。
 調べによると、田中容疑者はCTC退職後の2003年6月、メディア社に支払われるはずの架空取引代金約8000万円を自分が社長を務めるイベント会社に振り込んで着服。大宮容疑者ら3人も同3月、約2000万円を会社役員、徐宗源容疑者(49)=再逮捕=の会社に振り込み着服した疑い。
 関係者によると、田中容疑者はCTC在職中、大宮容疑者とともにメディア社の架空取引に協力していた。同社社長、新堂吉彦容被告(48)=証券取引法違反罪などで公判中=とも親しかったという。


今回、伊藤忠テクノサイエンス(以下、CTC(4739))が、決算修正に至った金額は、この会社の規模(売上2600億円、経常利益170億円)からみるとわずかな金額だ。

しかし、CTCには、粉飾決算の過去がある。
確か1年ほど前にも、発表済みの決算を大幅に下方修正し、社長が退任する騒ぎになったと記憶している。

そうなのです。
粉飾決算をやるような会社は大体会社の体質が腐っているので、何度も同じ事を繰り返す傾向があるのです。

現在のCTCは指標的に見ると若干割安に見える。
しかし、信用を失った商社と取引する会社はどの程度残るのだろうか。。。。

しかも、CTCは、シスコのルーターとサンマイクロシステムのサーバーをほぼ独占的に手がけることで伸びてきた会社だ。
サンマイクロは既に潰れそうな状況だし(既に競争力がなくなってしまいほとんど売れていない)、シスコのルーターだって今はそれほど売れていない。

投資家は、指標面での割安感よりも、会社の実態をチェックすべきだ。

 Blogランキング! CTCはどうだろ

Click Here!
Click Here!