ライブドア (4753 東証マザーズ) 2004年9月3日、5日掲載 | ||
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しかし、ライブドア(4753)は個人投資家に人気がありますね。 株価は下がってきたとはいえ、時価総額は相変わらず3000億円を超えています。 新興市場銘柄で比較すれば、 楽天 (4755)=時価総額8700億円 プリベ(6720)=時価総額3000億円 の2社は別格にしても、 日本マクドナルド(2702)=時価総額2960億円ととほぼ同規模です。 東証2部で2番目(1位はプリベ)に時価総額が大きい会社が、 ニッポン放送(4660)=時価総額1700億円 でライブドアより小さいのです。 東証1部銘柄では、 ローソン(2651)=3980億円、 野村総研(4307)=4482億円 といったあたりが、ライブドアに時価総額が近い会社ですね。 ここで、一つ疑問が出ますよね。ライブドアが果たしてマクドナルド、ローソン、ニッポン放送、野村総研といった会社と肩を並べていくほどの会社なのかっていう点ですよね。 現時点では、贔屓目に見たとしても、これらの会社のほうが上という点は、大半の人が納得すると思います。 問題は将来性です。近い将来、ローソンや野村総研を超えるような会社になる!と期待できるのであれば、今の時価総額も説明が出来るわけです。 僕は現時点でそこまで期待するのは難しいのではないかと思います。(要するに今の株価は割高と考えています) その最大の理由は、M&Aを繰り返して株価を上げていますが、(本来的な意味で)企業価値を上げたという実績がまだ全く上がっていないというのがその理由です。M&Aで買収した会社の収益が本格的に立ち上がってくれば、話もちがうんですが、まだその陰も形も、戦略(!)も見えないですよね。 ただ、「スーパースターになれる人はそんなに多くはいない!はず」ですが、ここのところの報道の過熱ぶりは、ひょっとしたらとも思っています。 リスクを省みず突き進む姿に会社のポテンシャルを感じるのも事実です。 私自身は、現在は投資対象と考えてはいませんが、堀江社長の「稼ぐが勝ち」を買ってみました。 研究してみたいと思います。 週末にでも読んでみます。 ライブドア証券も本格的なサービスを始めます。これも目が離せないですね。 Blogランキング ライブドアファンはどれくらいいるのかな? |
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ライブドア(4753)の 堀江社長が書いた「稼ぐが勝ち」を買って読んでみました。 読んでみて堀江社長のいろいろな一面が見えてきました。 感想をつらつらと書くと、、(以下、長文です) 1.経営センスについては、非常に良い。 ただし、産まれもって経営センスが良いというよりは、数々の経験をする中で、経営センスが磨かれたという感じなんだと思う。 この経営センスを持っている社長であれば会社を任せるに値すると思う。さすがに伊達に3000億円の会社を率いてはいないと思う。 2.人間的には未熟。 まず、自己中心的なところが透けて見える。 ビジネス的な内容は、さすがと思うが、対人関係的な部分はちょっと未熟な人間かも。本人も自己中だと認めているが、対人関係で、一番大切なものが何かが読めていないね。 3.僕が本を読んでいて気になったくだりは @人は利用したほうが良い これは、ある意味あたっているんだと思う。 でも、この本で紹介されている人の利用の仕方は何か間違っていると思う。 確かに僕の大学でも、何かこいつはこういうコネを持っているから利用しようみたいなことを言っている奴って結構存在した。 でも、僕はこういう人って正直言って嫌いだな。 利用できるから友人だっていうんだったら、利用価値がなくなったら、お互い離れるってこと? たぶん、彼には本当の意味での友人がいないんだと思う。結局、常に利用できる(される)関係の友人しかいないから、こういう結論になってしまうんだと思った。 で、僕の結論は、こういう人って自分が利用価値がなくなったら、本当に孤独になっちゃうんだよね。 利用価値を超えた友人がいないから。 要するに上手く勝ち組に乗れているうちは良いけど、悪くなったら全てを失って後悔するタイプだと思う。 →でも、ここの部分は経営者としては、割とカナメなところで、感情なしに、人を利用できるってことだから経営者としては優秀なのかも。 僕はお友達になれないと思うけどね。 (あ、向こうは別になりたくない?そりゃそうだ。) A営業は相手が情報を知らなければ、他社製品よりも悪いものでも売れる これは営業テクニック的には真理。 一時的にはモノが売れる。でも、これを続けていると商売上は絶対にしっぺ返しがあると思う。 もし、本気で言っていたら、ライブドアは3年持たないと思う。 B「自己中で行こう、他人を批判してもしょうがない」と書いておきながら、そこら中に余計なお世話とも言える他人批判が目に付く。 例えば、 「最近年増好みの人が多いけど、マザコンじゃないですか」 「食事をないがしろにする人は、何かが抜け落ちている」 「老人は貯金をしてください」とか。 どれも余計なお世話です。立派な他人批判だと思うんです。 で、結局。 彼は若くしてビジネスで成功してしまったが故に、しっかりした人格形成がされていないんだと思う。 尊敬するとか、賞賛するとか、感動するとかそういう人間の基礎的な部分が足りない感じがある。 全てお金を通して見てしまっているようだ。 (どうも幼少期の貧乏体験が影響しているようにも読めるがそこはこの本だけでは読み取れない。) でも、ビジネスの話は参考になる部分もあるんで、一読の価値はあるかな。 ちなみに、一部の人が批判している 「人の心はお金で買える」 という発言は本を読む限りではそれほど気になる(批判する)内容でもないです。まあ、そういう考えの人なんだなくらいの感触ですね。 Blogランキング 5位転落!? |
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