NTTドコモ (9437 東証1部) | ||
今日の株価 | 会社ホームページ | |
携帯電話最大手。今年の夏は、日本の本格的な景気回復への期待感から、大型株が活躍する可能性が高いと考えています。 その中でも、PER10倍台まで下がった同社への期待度は高い。大幅な成長は望めないが、安定した収益力と安定したキャッシュフロー、実質無借金というすばらしい財務内容、高い配当利回り(約2.5%)、圧倒的なブランド力などを加味すると、明らかに現在の株価は底値圏です。 今後、豊富なキャッシュフローを生かした自社株買いや配当政策を継続できれば、株価は大きく上がるでしょう。 ウォーレンバフェットが好みそうな銘柄でもあります。 リスク:来期以降に携帯電話競争が激化して、収益が大幅に減少すること。特にソフトバンクが参入してきた場合は、リスクになります。(AUとかは大したリスクではないです。)(ミドルリスク) ・安定した収益力 ・すばらしい財務内容(実質無借金) ・高い配当利回り ・圧倒的なブランド力 でかつPER10倍台、PBR2倍と株価は超底値圏です。 しかし一方で、少々画期的なサービスを導入しても、大幅な成長は望めない銘柄であることも事実です。 Blogランキング! わかった? |
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2005年07月21日掲載 ドコモの野望 昨日携帯電話の請求書兼領収書が届いた。 僕が使っているのは、NTTドコモの携帯だからもちろんNTT床もの請求書だ。 請求書は、どうでも良いのだが、その中に入っていたお知らせに目が止まった。 -------------------------------------------------------------------------------- 「ケータイ払いサービス」の提供開始<DoCommerce[請求代行サービス](試行サービス中)の本格実施>のお知らせ 平素は、弊社サービス・商品をご利用いただきまして、誠にありがとうございます。 NTTドコモグループ9社(以下ドコモ)では、iモードサイト上でのショッピングの代金を携帯電話料金とご一緒にお支払いいただける決済サービス「DoCommerce[請求代行サービス](試行サービス中)」を「ケータイ払いサービス」として名称・サービス内容を変更し、新たに提供を開始致します。 ケータイ払いサービスは、iモードを契約いただいているお客様が、ドコモと契約している加盟店様からiモードサイト上で購入された商品などの代金を、毎月の携帯電話料金と合わせてお支払いいただくことができるサービスです。これにより、iモードをご契約いただいているお客様は、従来のiモードメニューサイトにおける有料サイトのiモード情報料に加え、iモードサイト上で購入された商品などの代金についても携帯電話料金とご一緒にお支払いいただけるようになります。 なお、請求代行サービス会員の皆様におかれましては、お客様ご自身で移行手続きをされる必要なく、「ケータイ払いサービス」をご利用いただくことができます。 サービスの概要は以下の通りです。 (以下、略) はっきりいって、Iモードサービスをはじめて知ったとき以来の衝撃だ。 要するに、今i-modeの料金回収代行しているものに加えて、携帯イーコマースでの決済をドコモが回収しようということなのです。 僕は、i-mode&携帯電話コンテンツ産業がここまで流行った最大の理由は、ドコモの料金回収代行にあると思っています。 インターネットビジネスでは、顧客にお金をチャージして、どうやって回収するかが、悩みの種なのです。 クレジットカード決済が今は中心ですが、クレジットカード番号を入力して、認証してまで、買い物をしてくれる人は少ないのです。 これが、携帯電話の料金にまぎれて回収されてしまうのと、なんと皆いとも簡単に料金を支払ってしまっているのは皆さんご存知のとおりだと思います。 このサービスによって、ドコモが再度成長過程に乗る可能性があるとまで思わせる画期的なサービスじゃないでしょうか?(実際にはこれ以上伸びるのは、難しいかもしれませんが。。) 例えば、お財布ケータイと連動させれば、ドコモのサイトでお金をチャージして、支払はドコモの料金と一緒に!なんてこともできるので、完全キャッシュレスが実現します。 他にもビジネスは無限大だし、クレジットカード会社のシェアを大きく食う可能性があります。 さらに、インターネット決済の会社としては、ベリトランス(3749)やGMOペイメント(3769)あたりが大手だが、これらは完全に食われるかもしれない。 いやー。すごいや。 僕は思わず、NTTドコモ(9437)株を今日買ってしまいました。 配当利回りも2.3%で、実質無借金。 しかも株価は大きく下げてPBR2倍、PER15倍です。 そろそろ買っても良いころでしょう。 あれ? みんなナンバーポータビリティでドコモはやられると思っているでしょ。 僕は、今のドコモが他社に負けているのは、実質的には料金が高い点だけだと思っています。ナンバーポータビリティ実施直前に値下げすれば良いことなので、この点はそれほど心配不要でしょう。(もちろん競争は激化するので、多少収益は悪化するでしょうけど) ドコモは、その間に、顧客を囲い込める作戦を打つ気なんだと思いますよ。 今の日本の顧客は、少しの料金の差よりも利便性で決めるでしょうからね。 でも、そんなこと以上にこの事業戦略のインパクトは大きい! 2005年8月31日掲載 NTTドコモの市場 NTTドコモについて、コメントでやり取りしていましたが、なかなか良い話になってきたので、ブログ本文にアップします。 (通行人さんのご意見) ドコモを購入されたそうですが、シェアはともかく、競争激化による将来の収益低下を考えると個人的には魅力は感じません。 決済サービスで収益を上げていくにしても、有力信販会社の収益を見るに(8583、8585の2社の純利合計は1,000億弱)、定額制の浸透、基本料金の低下による収益低下をカバーする程度な印象があります。 (ご承知のとおり、現在のドコモの純利は5,000億弱) もちろん、配当利回りから下方硬直性はあり、topixの上昇とともに上昇はするかとは思いますし、将来はわかりませんが。 (えすのコメント) お返事ありがとうございます。 収益低下をカバーする程度で十分だと思います。 それと、8583、8585よりは、高収益になると思いますよ。 与信リスクも低いし、既に行っている代金回収を拡大するだけですからね。 (通行人さんのご意見) 収益低下のカバーというstoryでしたら、可能性はあるかと思いますが、携帯は現時点ではやはり少額決済向きな印象を持ちます。 また、ドコモがSMBCと組んだように与信管理の点である程度は銀行(&系列カード会社)に 収益は還元されると思います。 そこで、仮にクレジットカードと携帯が完全一体化したとして、カード会社と共存していくモデルでざっくりと計算してみます。 ちょっとネットサーフィンして見つけた資料によれば、(大元は日本信販のようです) 2003年のデータですが、クレジット利用は年間32.6回、1回平均1.8万で、年間60万弱の利用だそうです。 小口決済で1日300円、月に1万円、年間10万の利用を加味して年間70万円、2000万人が利用して、ドコモの取り分が利用額の1%だとして、営業収益は1400億 ( = 2000万人 x 70万円 x 1%) 現在の信販の利益率は10%程度だが、ネット企業並に30%位とすると500億弱。 すごく大雑把ですが、やはり収益低下をカバーする程度だという印象です。 ただ、上記はリボ払いとかによる金利収入は加味していませんので、上乗せもあるかもしれませんが、与信リスクも高くなるので、そこまでは踏み込まないと思います。 (計算や前提が明らかに間違ってたら御指摘ください。ちなみに手数料は確か3%位だったといううろ覚えの記憶を使ってます) ただ、ポータルサイトもやってくる可能性はないのでしょうか? ヤフー(SB)、ライブドア(skype)、楽天(イーアクセス等の携帯卸) (えすのコメント)-ここから下は新規に書きます。 通行人さん 精緻な分析ありがとうございます。 今のクレジットカード事業者の利益を奪っていくイメージは大体そんなところでしょう。(ちゃんと分析していなかったので、実は結構ありがたいデータだったりもします。) 僕は、もう少し大きいマーケットが創出できるのではないかと期待している部分があります。 インターネットがビジネスとして拡大していくためには、やはり決済手段の向上が不可欠ではないかと思っています。 現時点でのインターネットビジネスは、ドコモのアイモードを除いて、大半が広告収入モデルです。 しかし、インターネットはチャンネル数が多すぎるため、大半のコンテンツプロバイダーにとって広告収入モデルは成り立たないのではないかと思います。 今後インターネットが情報メディアとしてさらに発展していくためには、ある程度受益者負担モデルに変化していく必要があるのではないでしょうか。 となると、決済手法が多様化されてくる必要があると思います。 そして、決済手法を首根っこから押さえられる企業となると、 ヤフー(楽天、ライブドアはギリギリ?)のような既に多数の有料会員を持つポータルサイトか、 プロバイダーであるNTTドコモ、ヤフーBBといった事業者しかありえないなあと思うのです。 どっちにしても、ヤフーは入ってくるので、やはりヤフー(ソフトバンク)が携帯事業に参入してきた場合は、ドコモにとって、かなり大きなライバルだと思います。 今のところ、携帯事業免許がインターネット事業者に認められる可能性は低いですが、将来的にはわかりません。 なので、現時点では、NTTドコモのライバルは、考えなくても良いのではないかと思っています。 将来的には、ライバルはKDDI(AU)ではなく、ヤフーだと考えています。 もし、ソフトバンクが携帯事業に参入してきたら、ドコモ、KDDIは危ないと思います。 すいません。今かなり思いつきで書いたので、ちょっと変な意見もあるかもしれませんが、変なところはコメント等で指摘してください。 風邪気味なんで、今日はこんなところで勘弁してください。 (上記はあくまでも個人的な意見です。) |
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2005年08月02日掲載 NTTドコモの自己株式公開買い付け 自己株式の公開買付けに関するお知らせ <2005年8月2日> 当社は、本日、下記のとおり自己株式の公開買付けを行うことを決定いたしましたので、お知らせいたします。 1. 買付けの目的 当社は、2005年6月21日開催の定時株主総会において、商法第210条第1項の規定に基づき、自己株式の取得に関する取締役会への授権決議を行っており、このたび、資本効率の向上及び経営環境の変化に対応した機動的な資本政策の実行の一環として、本公開買付けを行うものであります。 2. 自己株式の取得に関する決議内容 (2005年6月21日開催の定時株主総会で決議した内容) 取得する株式の種類:当社普通株式 取得する株式の総数:2,200,000株(上限とする。) (発行済株式総数に対する割合 4.52%) 株式の取得価額の総額:400,000百万円(上限とする。) 3. 買付けの期間 2005年8月3日(水曜日)から2005年8月23日(火曜日)まで 4. 買付価格 1株につき、金166,000円 5. 買付価格の算定の基礎 株式会社東京証券取引所における当社普通株式の普通取引の本公開買付け公表日(2005年8月2日)を含む直近20日間(2005年7月14日から2005年8月2日)の終値の平均値から3.0%ディスカウントいたしました(千円未満四捨五入)。 6. 買付予定株式数 1,686,746株 7. 買付けに要する資金 280,078,836千円(買付手数料等含む) ------------------------------------------------------------------------ ドコモ楽しいね。 この価格じゃ、NTTしか応募しないからね。 まあ、株主価値的に言えば、今の株価(182千円)よりも安い株価(166千円)で買い付けるから、プラスなんだけど。 長い目で見ると、不要な資本はどんどん償却する。 NTTにも還元する。 全てハッピーかな。 NTTの株主は代表訴訟しないのかな?(ドコモの株主としては、代表訴訟されると困る。) |
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