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株式投資関連
買いたい銘柄・売りたい銘柄 2005年07月1日掲載

昨日(6月30日)の日経金融新聞に機関投資家が選ぶ買いたい銘柄・売りたい銘柄ランキングというのが出ていた。

買いたい銘柄(東証・大証)
1位(4票) イビデン、JT
3位(3票) ヤマダ電機、日産化学工業
5位(2票) JFEホールディング、三井住友FG、TDK、オリックス、コマツ、大同特殊鋼、日産自動車、松下電器産業、ニッパツ、三菱商事、堀場製作所、山武

買いたい銘柄(新興市場)
1位(4票) アーク
2位(2票) DeNA、OBARA、USEN、アセットマネジャ−ズ、ジュピターテレコム、楽天、マニー

売りたい銘柄 (東証・大証)
1位(7票) 三洋電機
2位(4票) パイオニア
3位(3票) ソニー
4位(2票) 味の素、NTTドコモ、コニカミノルタ、シャープ、東京ガス、日立製作所、ヤフー

売りたい銘柄 (新興市場)
1位(3票) 99プラス
2位(2票) 楽天、アガスタ、インデックス、日本マクドナルド


さて、ここまではボーっと見ていただくとして、今日はこれってホンネ?っていうことを考えてみよう。

もし、貴方がファンドマネージャーだとしよう。
こういうアンケートが来て、買いたい銘柄になんて書くだろうか。

もし、仮にイビデンを買いたいと思っていたとする。
このアンケートの結果、イビデンが上位にきてみんなの買いが殺到してしまうと、自分が買えなくなってしまう。
こう考えると、これから買おうと思っている銘柄は書かないよね。
そうすると、どういう銘柄を書くかと考えると、既に購入済みで今後の上昇を期待している銘柄を書くだろう。
うん。普通の人はそうだ。みんなそんなに真っ正直にこれから買う予定の銘柄は書かないだろう。

ということは、買いたい銘柄に上がっているからといって、機関投資家が本当にこれから買ってくれるわけではないのである。
だから、飛びついて買うと失敗するんじゃないかな。(たぶん)

でも、もしかしたら、日経金融見て、買う人が増えて上がるかも。。。
なんて考えるとキリが無いなあ。 
貴方がファンドマネージャーだとしましょう。
こういうアンケートが来て、売りたい銘柄になんて書くだろうか。
(あれ、昨日と同じ書き出しだ。まあいいか。)

仮に三洋電機を売りたいと思っていたとする。
このアンケートの結果、三洋電機が上位にきてみんなの売りが殺到してしまうと、自分が売れなくなってしまう。
こう考えると、これから売ろうと思っている銘柄は書かないよね。
そうすると、どういう銘柄を書くかと考えると、既に売却済みでどうでも良い銘柄を書くだろう。
特に損切りした銘柄については、損切りした事の正当性を証明するために、さらに下落して欲しいと思うのが人情ってものでしょう。

とまあ、ここまでは概ね買いたい銘柄と同じですね。


売りたい銘柄の場合は、もう少し複雑だと思います。

純粋に下落すると思っている銘柄に対しても投票するのではないでしょうか。

ようするに過去に買ったことがない銘柄のうち、割高だと思っている銘柄や、何かニュースがあって今後下落するのではないかと考えている銘柄に対して、評論家的に一票入れるのではないかと推測しています。

とすると、売りたい銘柄ランキングには、必ずしも売りが出てこない銘柄(既に売却済みという意味)と、本気で下落を予想している銘柄と両方が混在しているのではないでしょうか。

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