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株式投資関連
何が上がるかなんて、未来は誰もわからない 2005年07月25日2回掲載
僕は普段あまり人のブログを読まないのですが、先日時間があったのでいくつかの株式ブログを見てみました。
いろんな人がいるものですね。

A社とB社を比較して、
「A社が良い会社だから、B社なんて買う人は馬鹿だ。」みたいなことを書いているブログがありました。
もちろん、その方はA社を保有しています。

確かに、現時点での成長性や企業戦略等を見ると、A社の方が確実に良い戦略を取っている良い会社で、優良企業といえます。
株価も大きく上がっています。
一方で、B社の業績は、確かに伸びていません。

しかし、投資すべき銘柄と現在の優良企業は違うと思います。

例えば、5年前の日産自動車とトヨタの関係を見れば、良くわかるでしょう。
カルロスゴーンがやってくる前後の日産自動車を優良企業と呼ぶ人は誰もいなかったでしょう。
このころは、日産なんて買う奴は馬鹿だという人は多かったと思います。
しかし5年経て、どっちが株価が上がったかといえば、日産です

また今日時点では最高の戦略が、明日も良い戦略とは限らないのです。
新しい技術の導入や画期的な新製品の発売によって、劇的な変化が生じる可能性は十分あるのです。

例えば、早い段階でヨーロッパに工場を出し現地生産に乗り出した日本企業は、物価の安いスペインなどに進出しました。10年前の戦略としてはベストだと思います。
しかし、今だったらおそらく東欧諸国のどこかに工場を出す戦略が賢い戦略だと思います。今となっては、物価が高いスペインの工場は重荷になってしまうのです。
将来的には、中国が人件費が高い地域になり、中国ではなくベトナムやミャンマーで生産しないとやっていけないかもしれません。

変化の早い世の中ですから、いつ優位性が優位でなくなるかは誰にもわからないのです。

今の優良企業ではなく、将来の優良企業を買う!
そして、自分で推理する。
この姿勢が投資結果に結びつくということを忘れてはいけないのです。

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投資顧問
↑僕は興味ないですが、こういうのもあるんですね。
昨日書いた「何が上がるかなんて、未来は誰もわからない」にいくつかの反響をいただきました。

>もし今の段階で業績がイマイチで、将来よくなりそうと踏んで買う場合、けっこう勇気がいると思うんですよ。

そうですよね。僕もいろいろと推理して買いますが、結構失敗しています。
でも、半分くらい当たれば十分だと思っているので、ピンと来たら買うようにしています。

>えすさんだったらどういう調べ方をして買いにつなげていかれるのでしょうか?

買いのヒントは、いろんなところに転がっていると思います。
いろんな事に興味を持って、いろんな人と話して、自分のアンテナを目いっぱい広げるように心がけています。
また、プライベートだけではありません。サラリーマンの仕事の中でも、得られる事って沢山あるはずです。

なんだって良いのです。一生懸命生きている人には、いろんなヒントが与えられるのだと信じています。


>A社とB社を比べて今まではA社が良かった。
>将来もA社が良いと思うのであれば、A社を保有することで何ら問題はないでしょう。

>日産の場合はB社に良くなる劇的な変化があったからこそ業績は回復したのであって、
>そういう変化がないのであれば、今現在優良なA社を保有しておく事が妥当だと感じます。

そうですね。A社が未来も優良企業だと信じるのであれば、当然A社が投資先の答えになると思います。
エントリでは、B社を日産に例えましたが、B社が三菱自動車やカネボウであれば、恐ろしいことになっているわけで、未来は予想不可能だと思うのです。

ただ、他の方のブログを読んでいて、あまりにA社マンセーの意見だったので、B社が日産自動車になる可能性もあるということを書きたかったのです。。
このポイントがわかっていない人が案外多いんだなと思って。。

本当は、A社もB社も全て上昇して、日本人の個人投資家がみんな儲かって、日本の富が増えるというのが理想的ですけどね。。

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ソースネクスト