僕は普段あまり人のブログを読まないのですが、先日時間があったのでいくつかの株式ブログを見てみました。
いろんな人がいるものですね。
A社とB社を比較して、
「A社が良い会社だから、B社なんて買う人は馬鹿だ。」みたいなことを書いているブログがありました。
もちろん、その方はA社を保有しています。
確かに、現時点での成長性や企業戦略等を見ると、A社の方が確実に良い戦略を取っている良い会社で、優良企業といえます。
株価も大きく上がっています。
一方で、B社の業績は、確かに伸びていません。
しかし、投資すべき銘柄と現在の優良企業は違うと思います。
例えば、5年前の日産自動車とトヨタの関係を見れば、良くわかるでしょう。
カルロスゴーンがやってくる前後の日産自動車を優良企業と呼ぶ人は誰もいなかったでしょう。
このころは、日産なんて買う奴は馬鹿だという人は多かったと思います。
しかし5年経て、どっちが株価が上がったかといえば、日産です。
また今日時点では最高の戦略が、明日も良い戦略とは限らないのです。
新しい技術の導入や画期的な新製品の発売によって、劇的な変化が生じる可能性は十分あるのです。
例えば、早い段階でヨーロッパに工場を出し現地生産に乗り出した日本企業は、物価の安いスペインなどに進出しました。10年前の戦略としてはベストだと思います。
しかし、今だったらおそらく東欧諸国のどこかに工場を出す戦略が賢い戦略だと思います。今となっては、物価が高いスペインの工場は重荷になってしまうのです。
将来的には、中国が人件費が高い地域になり、中国ではなくベトナムやミャンマーで生産しないとやっていけないかもしれません。
変化の早い世の中ですから、いつ優位性が優位でなくなるかは誰にもわからないのです。
今の優良企業ではなく、将来の優良企業を買う!
そして、自分で推理する。
この姿勢が投資結果に結びつくということを忘れてはいけないのです。
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