株式用語集 ブログなどで出てきた難しい株式用語を解説していきます。 | ||
・ボラティリティー(volatility) 変動性のことをいう。 株式市場の場合は、株価がどれだけ大きく変動するかをいう。 例えば、JR各社や電力各社、といった銘柄は株価の値動きが小さい。これをボラティリティが小さいという。 それに対してライブドアなどの新興市場の銘柄は一般的には値動きが大きい。これをボラティリティが大きいという。 ボラティリティーが小さい銘柄は大きく上がる可能性は低いが大きく下がる可能性も低い。故にローリスクローリターンになる。 逆にボラティリティーが大きい銘柄は、逆に大きく上がるかも知れないし、大きく下がるかもしれない。故にハイリスクハイリターンになる。 投資する際は、損を小さくしたいと考える資金は、ボラティリティー小さい銘柄に投資すべきだし、多少損をするリスクがあっても大きく儲けたいと考える時はボラティリティーの大きい銘柄に投資してみても良い。 |
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・MSCB Moving Strike Convertible Bondの略。 別項目参照。 ライブドアが発行したやつですね。 |
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・機関投資家 投資信託会社や生命保険会社などで資金運用するプロの投資家のことを言う。 機関投資家の中でも、生命保険会社や年金の運用担当者は、10年単位で運用するのでほとんど売買しないと言われているし、ヘッジファンドなどはデイトレーダー顔負けの売買をすると言われている。 要するに一口に機関投資家とは言っても、投資期間や投資対象銘柄はマチマチってことだね。 |
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・ファンドマネージャー 投資信託会社や生命保険会社などで資金を実際に運用する担当者。 これも会社によって権限はだいぶ違うという。対象銘柄の決定から、実際の売買まで担当する会社もある。一方で投資対象銘柄はアナリストが決定して、ファンドマネージャーは売買のタイミングを決めるだけという会社もあるらしい。 |
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・アナリスト 証券会社や投資信託会社や生命保険会社などで資金運用する時に銘柄を研究する人を言う。 大きくわけて、セルサイドアナリストとバイサイドアナリストにわかれる。 |
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・信用取引 株式を売買する時に普通の売買を現物取引といいます。これに対して、証券会社からお金や株を借りてきて売買することを信用取引といいます。 信用取引の買いであれば、お金を借りて株式を購入します。このときのメリットは、現在持っているお金(や株券)以上に株式を購入できることにあります。現在の手持ち資金に対して概ね3倍(証券会社によって異なる)の買いができます。 信用取引の売りであれば、株券を借りて株式を売却します。このメリットは、現在所有していない株券を売却できることです。 |
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・空売り(カラウリ) 信用取引で株を売るときに保有していない株券を売ることをいいます。からっぽのものを売るから空売りでしょうか。 これは株価が下落すると予想したときに実施する取引です。 例えば、現在1000円の株が、将来700円に株価が下落すると予想します。 今1000円で株を借りてきてから売りして、将来700円で買い戻してきて株券を返済すれば、差額はから売りした人の利益になります。 ただし、一般の個人投資家は、貸借銘柄に選定されている銘柄しか売却できません。 |
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・貸借銘柄/信用銘柄 (制度)信用取引において、空売りできる銘柄を貸借銘柄、信用買いのみしかできない銘柄を信用銘柄と呼びます。 信用銘柄は、日証金が勝手に決めます。 貸借銘柄は、日証金が選定して会社が貸借銘柄になる申請を出します。 日証金は、売買高等を参考に決めているようです。 |
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